低地
ジュンパ・ヒラリ著
低地の舞台はインドとアメリカ。
インドのカルカッタで生まれた年子の兄弟。
スパシュとウダヤン。
インドのカルカッタの郊外に住む。
家のそばにふたつの池がある。 奥に低地が広がる。
雨季になると池と低地の境はなくなり、浮き草が群生する。
仲の良かった兄弟は、ともに優秀でしたが、性格は全く違っていました。
弟は活発で家庭をにぎやかにする。兄は内向的でいつも弟に従っていた。
二人で勉強をし、チェスをし、ラジオを聴いて育ちました。
兄は海洋化学を学ぶためアメリカに留学。
弟は高校の教員となるが、地下組織のテロ活動に加担し殺害された。
弟には妻がいて、妊娠をしていた。
弟の死を聞き、インドに帰り、弟の妻と衝動的に結婚する。
高温多湿のインドから、雪降る海辺のロードアイランドへ移り住むことになる。
半世紀を越える家族の時間が誠実に描かれていく。
生まれた子どもはそこが新天地は知らぬまま懸命に歩き始める。
小説からは教訓や救いは得られない。しかし、私たちの何かに触れ深く揺さぶられる。
人間は幸福を失っても、変化する力を持って生まれてくる。そこに熱い情熱を感じざるを得ない。
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